だすとしゅーと

年末にしか更新しないと思います。

話数単位で選ぶ、2019年TVアニメ10選

今年も漫画読んでアニメ見てたら一年が終わった。「話数単位で選ぶ、2019年TVアニメ10選」の季節ですね。

僕のだいたいの選考基準は記憶に残っているカットだとか感情がどれだけ動かされたかだとかです。去年はアニメ見てボロボロ泣きまくってた僕ですが今年はあんまり涙した記憶がない。

去年のコメントを見ると本当か?としか思えないが…行ってみよう。

 

盾の勇者の成り上がり』04 暁の子守唄

クソ女に嵌められて人としての尊厳を踏み躙られ、勘違い野郎によって心の拠り所になっていた少女さえ奪われようとしているあまりにもな出だしに嫌気がさす。盾対槍という勝機の薄い戦いを優勢に進めたと思った矢先に横槍を入れられ彼女までも失うのか!?という展開には呆然とした。ナオフミの世界に対する絶望と怨嗟は計り知れない。僕も畜生!畜生!畜生!と肘掛けを叩きながら悔し涙を流した。

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失意に沈み自身を遠ざけようとするナオフミに対して、付き従うと言い優しく包み込むラフタリアに天使の姿を見たよ。当たり前だけどここで感極まってボロ泣きした。

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今までどれだけ悲惨な状態だったか表すかの様に、ラフタリアの作ったサンドを食べて「味がする...美味い」と涙するシーンに嬉しくって泣いてしまった。あの瞬間ナオフミは人間に戻ったし、ラフタリアに本当に救われたんだ。悔し涙と感動の涙と嬉し涙を流すという涙腺崩壊マン必見の話数です。

 

『W'z《ウィズ》』05 Turn Time gear 《ターン・タイム・ギア》

シリーズものにおける前作主人公の扱いは難しい。蔑ろには出来ないし、かと言って出ずっぱりで新主人公を食ってしまっては意味がない。本作はその点が優れていた。実力がどれだけ上だとしても能力を失っている前作キャラたちは主人公の力を借りなければ戦場に立つことすら出来ない。”手を繋ぐ”というハンドシェイカーならではのキャラ設定一つで前作キャラのポジションをここまでフォローできちゃうんだという驚き。5話アバンでは2対4と劣勢な新主人公の窮地に満を持して前作主人公が現れるという王道展開。そして相手を圧倒して撤退を選択させる。こんなんブチ上がるに決まってるんだよなぁ。


『荒野のコトブキ飛行隊』第12話 夕陽のコトブキ飛行隊

圧倒的な空戦のボリュームと大量のアイデアに大興奮&大満足。全編通して音が最高だったけどF-86Dの近接信管のロケット弾の高音はとんでもなく良かった。今年は最終回で十二分に満足する作品が多かったけど見終わった後まだまだ続きが見たいと思わせてくれた最終回でした。

 

からかい上手の高木さん2』第11話 歩数・花火・お土産・約束

今日も高木さんの目力は強い。あと蝉の声が最高のBGMだった。小豆島が舞台なだけあって聞き馴染みのある鳴き声ばかりでノスタルジックな気持ちになってしまう。

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『お土産』では1期9話ぶりの肉食系女子高木さん。西片のお土産にからかいながらも本当に嬉しいという所は高木さんの真剣さが出ていてとても良い。お祭りの日空いてるんだけどというアプローチにベッドでのたうち回ったであろう西片の姿が容易に想像できる。『お土産』でも嬉しそうな高木さんだけど、『約束』では西片からの夏祭りの誘いに我が世の春と言わんばかりに喜びを隠しきれてない高木さんを拝む事ができる。高木さんが報われる姿を見れるのが何より嬉しいよ。最後の一歩であり大きな一歩を自分で踏み出した西片には幸せな未来が待っている事だろう。

 

『さらざんまい』第十一皿 つながりたいから、さらざんまい

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こんな時代に真正面から他者とのつながりを描こうとした幾原邦彦に拍手でしょ。正直最終話を見るまで本作は年末にめっちゃ悩みそうで嫌だな…と思っていたけど杞憂であった。最後の最後に3人の満面の笑みと、さらざんまいの掛け声と、あの晴れた青空をバックに”さらざんまい”の文字を出されたらそりゃもうノックアウトですよ。と思ったところに最終回エピローグ後通常OPをブチ込まれて完全にオーバーキル。最高すぎてOP終わった瞬間にチャプター戻して一緒にさら~!と叫んだし、1話から全話見直してしまった。今年一番気持ちのいい最終回だった。

 

鬼滅の刃』第十九話 ヒノカミ

原作の連載開始当初、『鬼滅の刃』は連載を経るにつれ先生の画力が向上して頭の中にある最高に格好いい必殺技のシーンが描かれるようになると勝手に思ってたんですよ。だけど実際には怒涛のストーリー展開で読者を圧倒するパワープレイ。それはそれでもちろん嬉しいんだけどやっぱり少し心残りだった。そんな思いを掬ってくれたかのような話数でした。コレだよコレ!俺が『鬼滅の刃』に求めてたのはコレなんだよ!という。十九話はヒノカミ神楽を最高のシーンにするための原作からのディテールアップがとにかく凄かった。特に感心したのはモノローグ部分の殆どを違うシーンや作画だけで表現してアニメーションに炭治郎の想い以外の余計なものを乗せなかったところ。あとは父の舞、こんなに流れるようでいて力強かったんだなぁとか。「兄弟」「家族」が肝である章であまりにもズルい挿入歌の歌詞になんとか耐えていたのにそのまま特殊EDに突入されて涙腺のライフはゼロになった。

 

『バビロン』2話 標的

原作未読、コミカライズ既読だったので1話を見た感じとりあえず3話切りかな?なんて思ってた。結果2話がコミカライズとは完全に別物でこれはアカンと思い直した。上下カットのシネスコ調はアバンでは気取った演出だな。くらいにしか思ってなかったがここから始まる多様な演出で視聴者を曲世愛の世界に引き込んでいく手腕が見事。物理的な距離を越えてくるという作画表現が滅茶苦茶上手くてゾクッとした。

 

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』ep04 傷ついた翼

見てくれよこのバウンド・ドックのイケメンっぷりをよう。

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やられ姿まで美しい。こんなにバウンド・ドックが格好いいのはガンダムパーフェクトファイルで山根理宏が描いて以来じゃないか?別にバウンド・ドックに思い入れとかないんですけどね…イケメンが過ぎた。

 

ハイスコアガールII』ROUND18

日高小春劇場。「じゃあ今からデートしてよ」「いいじゃん朝までコースでも」「ギュって抱きしめること」「スケベだよ。悪い?」「布団がある所行きたい」「男女で行く所」等々声にとんでもなく色気があってヤバかった。原作では日高周りの話って僕にはそれほど響いてなかったんだけど、アニメで見る日高小春は1期の頃から本当にかわいいし思わず応援したくなるキャラクターだった。今まで最後のひと押しが出来なかった日高小春の全力全開。堪能させてもらいました。最終回も原作では最終話の空港へ行く件の方が感極まって泣いたのにアニメではその前の日高の語りで泣いてしまった。アニメになって声が付くって、声優って凄いよなと心底思った。

 

Fate/Grand Order』Episode 8 魔獣母神

すごすぎた。ぽんぽこ〜!

 

 

 

昨日7本目まで書いたところで下書き保存せずタブを閉じた大馬鹿者がいるらしい。

おかげで寝ないで仕事に向かう羽目になりそうだ。

晦日と三が日くらい全ての仕事を放棄しようぜ、人類。